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2008年04月25日
こんにちは。今回のテーマは「秋色」。秋といえば食欲の秋・読書の秋・実りの秋…などなど充実を思わせる言葉が多いですね。最近は地球温暖化の影響か夏の暑さを長々と引きずるような年が多いのですが、それでもさすがに十月になれば空は高く澄み、輝く月夜に少しセンチメンタルな気分にもなろうというもの。洋服でも「夏物・冬物・あい物」とありますが、あい物といっても春と秋ではやはり違うもの。春は白をたっぷりと含んだパステルカラーが似合いますし、秋は充実のこっくり系の色の洋服がおしゃれゴコロを満たしてくれます。
・茶色を制すれば…
秋に積極的に使いたい色の代表格が「茶色」。ベーシックな色ですから活躍することも多いと思いますが、実は茶色というのはカラーコーディネートでも最も難しい色のひとつに挙げられます。
というのもどんな色でも黒っぽくなるとなんとなく茶色に見えてしまうものだから。赤でも黄でも橙でも紫でも緑でも黒を多く含んでいると「茶色っぽい色」と表現してしまいがち。「とりあえず茶色のものには何でも合うから」というのは危険です。その茶色がもともとどんな色なのかをじっくり観察することが上手なコーディネートの秘訣です。赤っぽい茶色なら赤いものと、黄色っぽい茶色なら黄色のものとあわせるのがコーディネートのコツです。もちろんここで言う赤や黄色は原色でなくてOK。むしろ原色よりもなんらかに展開してある色のほうが洗練された装いになります。そして全体の色のバランスも気を配りましょう。
女性なら仕上はブラウンメイク。肌の色に合ったブラウンメイクは必ず美人に仕上がります。なぜなら顔に陰影がつき立体的になるから。ただしベージュの口紅選びは慎重の上にも慎重に。色選びを間違うと必ず顔がくすみます。茶色を制するのはおしゃれ上手の近道。髪や眉も品のある茶色をセレクトしてほしいものです。
■近況… 冠婚葬祭などで返礼ギフトとして「選べるカタログ」が届いた。いつも必ず選ぶのはいわゆる「消えもの」。普段はあまり買わないちょっとリッチなアイスクリームやジュース、ホテルのレトルトカレーなど 必ずなくなるものを選んで、分け合ったりしていた。しかし今回カタログの中に有名エステティックサロンのスペシャルコースが!「これって消えものよね」と都合の良い解釈と共にチケットをゲット。90分のコースはもう至れり尽くせりの至福の時間。こんなときは決めゼリフ「自分へのご褒美」。
あぁ なんて麗しき言葉でしょう。また明日から頑張りますです。ハイ。
Profile 尾野 早映子(おの さえこ) カラー&イメージコンサルタント |